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青春はぐるぐるだ。

二人セゾンMVフル「なぜ、平手友梨奈は我に返るのか?」光と旬とoneの意味【欅坂46】

移転しました。


欅坂46 『二人セゾン』

二人セゾンのMVフルが公開されました。MV解禁より前に、歌詞については深堀りしまして、じーんと浸っておりました。
⇒二人セゾン 歌詞内容の意味

MVが公開されて以来、独特な世界観にずずずーっと惹きこまれておりましたが、ちょっと謎めいたところもあったので、また性懲りもなく深堀り分析して解説してみます。「二人セゾン」MVのひとつの解釈として、お楽しみいただければ。

 

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セゾン=季節?

さて、歌詞の考察でも触れたのですが、「セゾン」はフランス語で「季節」という意味らしいです。でも歌詞においては、直接的な「季節」だと違和感があって、私はセゾンを「彩りのある世界」みたいな意味にとらえました。

で、ちらっと調べたところ「旬(しゅん)」という意味もあるらしく…。

歌詞の深堀りではつらつら回り道したんですけど、この「旬」という言葉ですべて表せます。いいね、旬。旬、小栗さん。栗。栗太郎。MVのすずもんかわいい。

ええと、なんだっけ。

そう、だから、セゾンは「旬」なんです。

 

今が旬

旬というのは何かといえば、本来は、「その食材が最もおいしく食べれる季節」っていう意味。秋はさんま、夏はすいかとか。転じて、人気絶頂のタレントさんなんかを「今が旬」みたいな言い方をしますよね。

で、二人セゾンでは旬がさらに転じて、「今しかない大切な時間」みたいな意味になる。誰かとの大切な時間は今しかないと。

これは、欅坂46のラジオ番組「こちら有楽町星空放送局」で、平手ちゃんが語っていました。(MVを製作した新宮監督から、そのような意味だと伝えられたそうです。)

メンバーとの時間は、今しかない、と。

 

二人セゾンMVの光

MVでは「光」がとても効果的に印象深く使われています。技法としての光の演出も、もちろん綺麗でとても良いなぁと思うんですが、物語の中の「光」に焦点を当てると、とても深い意味がありそうな気がします。

MV冒頭で平手友梨奈さんは、桜の葉の向こうの光をみつめる。すると、歌とともに、光に包まれたメンバーがふわーっと表れ、平手ちゃんはカバンをその場において走り出します。

そこから、あの一連の楽しそうなダンスパートと、カバンぶん回し?パートです。

このパートに言葉をあてはめるなら、「青春」でもいいし、それこそ欅坂メンバー、若い女の子たちの正に「旬」でもいいし、まぁとにかくキラッキラしている。

で、ここでは皆、光に向かって手をかざす動きをしています。

 

光が暗示するもの

冒頭に出てくる桜の葉の向こう側の光は、何か神秘的なものを感じます。中盤、皆が光に手をかざし、最後には光に向かって欅坂タワー!?みたいな絵になってますが、ここでも光は、何かこう超越したものを感じさせます。

欅ちゃんは皆楽しそうなんだけど、この「光」の演出が、文学的というか哲学的というか、歌野 晶午さんの小説『葉桜の季節に君を想うということ』みたいになってます。

………

特に物語に関連はありません。素敵なタイトルを入れれば、自分の文章も素敵になるだろうキャンペーン中です。

ええと、なんだっけ。

そう。この光が、何かを暗示しているように感じるんです。

 

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なぜ、平手友梨奈は我に返るのか?

MVのラストは、平手ちゃんが意味深にこちらを見て終わります。その少し前、欅タワー(でいいのか)のシーンでも、皆が微笑んで光を見つめる中、ひとりふっと我に返ったような表情をしています。

なぜ、平手友梨奈は我に返るのか?

これは、MVの「光」が意味するものは何なのかを考えていくと見えてきます。皆の旬の時代…もう「青春」で表記しちゃいますが、青春の頃に、あの光のように追い求めるものは何なのか?

それは、oneです。

oneは終わらない。

………

これ、けやかけ見てないと分かりませんね。ちょっとネタ的に思いついたんですが、割と冗談でもなく、「one」と言えると思います。

つまり、「一体感」みたいなもの。

例えば、文化祭で皆で遅くまで残って、お化け屋敷の準備をするあの感じ。

合唱コンクールで最初はバラバラだったけど、最後は不良の男子も一生懸命歌っているあの感じ。

体育祭で普段は大っぴらにがんばれなんて言わないけど、全員リレーで声が枯れるほど応援するあの感じ。

皆が目指す「光」は、そういう青春の一体感を表現している。

で、その一体感から、ふっと我に返ったような平手ちゃん。これは、「皆と一緒のこの時間は、いつか必ず終わるんだ…」ということに、気づいた瞬間で。

最後のカメラ目線の表情は、その切なさと、それは嫌だという抵抗、でも受け入れないといけないという現実…色んな感情が込められている表情のように思えます。

そういう多面的な思いを、あの表情ひとつで強烈に表現できるのが、平手友梨奈さんの凄みです。やっぱオーラってあるね。

全部私の妄想ではありますが、そう考えると「二人セゾン」の輝きが、より一層増していきます…。まぁでも単純に、皆かわいいから、ずーっと見てられる。

すずもんも小池ビッグウェーブもねるもよねさんも菅井様も。

…あぁそんな、誰か一人なんて決められない。

“one” of them に、君を成り下げるなんて…できないっす。

 

二人セゾン11月30日発売。

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