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「ヒットの崩壊」読んだアイドルオタクの感想レビュー。人間のランキングと、はみ出す「スター」

ヒットの崩壊 (講談社現代新書)

いやぁ、何とも良書でした。率直に言って、読んでてすごく面白かったです。

新書だけど、私にとってはひとつのエンターテイメントでした。何といいますか、物語を読んでる感覚に近かったです。先が気になって、読み進めるのが楽しみになるという。

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ヒットの崩壊とは?

タイトルからして、音楽業界のマイナスな未来を書いているのかな?と思いましたが、そんなことはありませんでした。

むしろ筆者の柴那典さんは、よく言われる音楽業界の暗い未来(CD売れない・配信も微妙…)に対する疑問から、この本を書かれたようです。

私の無い頭(いや、ちょっとはあってくれ)をフル回転させて考えてみると、「ヒット」の質が変化しているってことでしょうか。

今まではオリコンランキングを見ていればヒットが分かったけど、今はヒット曲=売れているとは限らない。

テレビ、ラジオ、有線、YouTube、ストリーミング、ダウンロードなどでの視聴、はたまたライブやカラオケ、さらに自分たちで「歌ってみた」「踊ってみた」のような体験も含め、音楽は色んなところで鳴っている。

CDが売れている=ヒット曲とは言えない状況があると。

ここで、アイドルオタク…というか乃木坂オタクとして見逃せないポイントがあります。

 

オリコンランキングのAKB48

「ヒットの崩壊」p57には、2011~2015年までの、オリコン年間シングルランキングTOP5が掲載されています。

一目瞭然で、AKBに占領されとります。

5年間のTOP5だから、5年×5曲=25曲。そのうち23曲がAKB48です。もう1曲はSKE48。オリコンはCDの「売上」ランキングです。

いかにAKBのCDが売れているかが分かります。(ちなみに残り1曲はEXILE)

いやー、すごい。

そして2016年は、我らが乃木坂46の「サヨナラの意味」が5位にランクイン!いえーい!…と、感じた自分にちょっと驚きました。

 

オリコンランキングへの郷愁?

CD売り上げでAKBがすごすぎることは分かっていたので、まぁオリコンランキングも必然的にAKB一色になるのは明らかです。

なので、単純に売上だけのランキングだと、本当の流行が分かりにくい。先の5年間のTOP5、AKBの全23曲がすべて流行っていたとは言えないし、他にもヒットした曲はある。

これは、「ヒットの崩壊」でも触れられている点です。(というか、読んで知りました。どや顔で書いてすみません。)

だからなのか、オリコンランキング何位!とか、そこまで最近聞かなくなったなぁと。私がうら若き頃は、オリコン何位!ってもっと盛んにピックアップされてた気がします。

まぁ、私の興味のアンテナが変わって、耳に入ってないだけかもしれませんが。ただ、昔に比べたら明らかに興味が無くなってしまったオリコンランキングだけど、乃木坂が5位に入ると嬉しく感じる。

好きなアーティストがランクインすると嬉しいってのは、やっぱり「オリコンランキング」って、まだまだ自分にとって影響力があるものなのかな…と感じました。

まぁ、昔の思い出補正があるってのも大きいのかな。オリコンのランキングって、音楽好きにとっては、すごーく興味関心の高いものでしたので。

あの頃私は、若かった。

 

人間のランキング

そもそも「ランキング」っていうのは非常に興味をそそります。今も昔も「ランキング」は定番中の定番で、それだけ有効な手法だと言えます。

で、この本の中で特に印象に残ったのが、オリコンの編集主幹、垂石克哉さんのコメントです。

やっぱり『人間のランキング』が一番興味を持たれるんです。
講談社現代新書 柴那典「ヒットの崩壊」p67より

ランキングの中でも、より人間に近いランキングが興味を持たれると。「各都道府県ごとの結婚率ランキング」よりも、「結婚したい俳優ランキング」の方が、興味を持ちやすいということですね。

ほいで「人間のランキング」って、そのままAKB48の総選挙にも当てはまります。総選挙・AKB商法の是非はさておいて、総選挙は「人間のランキング」だから、興味関心が高くて当然と言えます。

ででで、AKBは総選挙でランキングが可視化されますが、乃木坂には明確な「人間のランキング」は存在しません。選抜も、運営側で決めますので。

ただ、人気を測る指標はある。それが個別握手券の部数と完売状況です。

 

乃木坂46人気メンバー

握手券を買うのは、その人と握手したいと思うからです。当然ですが、会いたいと思うから握手券を買うわけです。

そうなると、そのメンバーにどうしても会いたい!と思う人が多ければ多いほど、「人気がある」メンバーということになります。

乃木坂でそれが見れるのが、個別握手券の部数と完売状況です。設定部数が多く、かつすぐに売り切れちゃうメンバーが、人気メンバーです。

で、乃木坂人気メンバーとしては、

  • 西野七瀬
  • 白石麻衣
  • 橋本奈々未

の3名が挙げられます。これは部数・完売状況を見てもそうだし、センター・福神・フロントの経験から見ても明らかです。(もちろん他にも人気メンはいます)

「人間のランキング」に興味があるのは疑いようのない事実です。私が気になるのは、ではその人気っちゅーのは何なのか?という話です。

これを解き明かせたら、アイドルプロデュースして一発当てますが(誰もついてこない説)

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乃木坂人気メンバーの共通点とは?

で、電車に揺られながら、イっちゃってる目でじーっと考えていると、この3人には共通点がありました。

美しさ

あぁ…。そんなの今更ですね…。バナナマン日村さんの名言「ブスがいねえんだよ!」の通り、可愛い女の子しかいない乃木坂の中でも、明らかにこの3人はずば抜けて美しく、可愛いです。

ギャップ

ななみん・まいやんは、乃木坂の中でもお姉さん側で、ちょっとツンとしてそうな感じが一見します。なぁちゃんは少し年下で、今はそうでもないですが、外見は少しとっつきにくいところもあったように思います。

それがこの3人は、握手会での対応が良いことでも有名です。柔らかいというか、会った人の心をほっこりさせてしまう何かがあるらしい。

それが、見た目とのギャップを生んで、魅力的に写ります。

過去

過去…っていうと変な感じですが、まいやん・なぁちゃんは、学生時代はあまり目立つ方ではなく、辛い経験もしたようです。

ななみんは、高校の同窓会で、ほとんどのクラスメイトが集まるほどの仲良し学園生活だったようですが、周知の通り、お金のない生活を経験しています。

そういう過去を持っているけど人にやさしく、むしろ人の弱い部分を知っているからこそ、人にやさしくできるから、人気があるのかなと。

 

はみ出したもの

ただ、この3要素を持ち合わせたメンバーは他にもいます。これらはあくまで私が挙げた、いわば「人気者の共通点」です。

別の角度で研究して、他の要素が見つかったとしても、その要素が揃ったから自動的に人気が出る…というわけではないと思います。

人気の理由は、なかなか言葉で説明できるものではなく、明確に解き明かすのは不可能なのかもしれません。(私のプロデュース一発大作戦も終わりだな)

圧倒的な人気は、そういう「人気者の共通点」を、はみ出したところにあるんでしょう。

ここからはみ出して、圧倒的な人気が “漏れ出て” しまうのが「ヒット」であり、人間で言えば「スター」なのかなぁと思います。

乃木坂の「スター」は、誰か。

欅坂だとやっぱり…

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